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消防体験まつり 子供たち“出動” 県消防学校【岩手】

消防士の補助でロープ渡過を体験する児童

 矢巾町の県消防学校と県立総合防災センターで15日、消防体験まつりが開かれた。親子連れを中心に多くの県民が訪れ、ロープ渡過や放水、消防自動車の搭乗などの体験を通して、消防や防災に理解を深めた。

 県消防学校の主催で毎年開催しており、今年で20回目。各種体験、消防団員や学生、防災航空隊員が行う訓練の見学など21の体験エリアやプログラムが設けられた。

 子供たちは、防火服を試着したり、消防ポンプ車やはしご車、水陸両用のバギーに乗るなどして消防士の仕事を体験。水消火器や消防車を使っての放水、空中に水平に張られたロープの渡過、応急手当ても体験して消防や防災の知識・技術に理解を深めた。

 父親と参加した盛岡市上飯岡の奥山楓真君(7)はロープに両手両足でぶら下がり、手足を交互に掛けながら猿のように渡る「モンキー渡過」に挑戦。「自信はなかったけど、(お兄さんたちが)支えてくれたので渡れた」と満足そうな笑顔を見せていた。

 このほか会場には地震や煙、救助袋避難の体験コーナーや、女性消防士が活躍する動画の上映、応急給食の炊き出しの試食なども行われた。

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