北上・西和賀

高卒採用試験に193人 東芝メモリ 不足人員、2次募集も検討【北上】

東芝メモリ岩手の採用試験で面接に臨む高校生(右)

 半導体大手・東芝メモリ子会社の東芝メモリ岩手(北上市北工業団地、米倉明道社長)は18日、同市川岸のホテルシティプラザで、2019年3月卒業予定の高校生の採用試験を行った。290人の募集に対し、県内外から193人が応募。募集人員に足りないものの、同社は「200人近い応募はまずまずだ」と強調。20年に予定している本格稼働への影響はないとして、今後も多方面で人材確保に努めていく方針だ。

 岩手労働局によると、県内で来春卒業を予定する高校生の県内志向者の求人倍率は過去最高の2・69倍。「売り手市場」の中、同社は県内各地や青森、秋田、宮城の隣県で一つの高校に二度訪問するなどPR活動を強化。夏場に複数回開いた企業見学会には、合わせて300人弱が訪れたという。

 採用試験には、県内からは北上公共職業安定所管内の約40人を含む全域から約150人、県外は東北各県と東京都の約40人が応募。生徒たちは緊張した面持ちで適性検査と面接に臨んだ。

 宮古商の高梨隼君は「企業見学会で規模の大きさに驚かされ、社員の雰囲気も良かった。同じ県内で3時間で行き来できる。面接で自分の考えをしっかり伝えることができた」と手応え十分の様子。花巻市内の女子生徒は「産業界では心臓部のような物を作っていることに魅力を感じ、自分も人の役に立つ製品を作りたい」と目を輝かせた。

 同社総務部の髙橋洋文人材採用センター長は「(会社として)前年の採用実績がなく、有効求人倍率が高い状況で不安はあったが、優秀で意識の高い生徒に受けていただいた。ほぼ100%会社見学会に来た生徒で、マッチングの面でも問題はないと思う」と強調した。募集人員には90人以上足りないことから、2次募集も検討していくという。

 同社は来年度、新卒では高卒のほか大学卒80人、中途で140人の採用を計画。現段階で高卒、大卒は計画に達していないが、中途はめどが立ってきているという。

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