花巻

日本の伝統文化体験 ベルンドルフ市生徒ら来花 大迫高で歓迎会【花巻】

弓道で触れ合うギムナジウム校生と大迫高の生徒

 花巻国際交流協会の海外青少年受け入れ交流事業で、花巻市の国際友好都市オーストリア・ベルンドルフ市のギムナジウム校(中高一貫校)の生徒が同市を訪れている。同市大迫町の県立大迫高校で19日、歓迎会が開かれ、高校生が日本の伝統文化を紹介して触れ合った。

 一行は16~18歳の男女生徒10人と引率1人で、18日から24日まで6泊7日の日程でホームステイし、新市合併前に国際友好都市関係を締結した大迫町内を中心に学校や文化施設を訪問している。

 歓迎会ではギムナジウム校の生徒一人ひとりが家族構成や趣味など自己紹介し、「日本独特の文化を学べることにどきどきしている」「日本のお茶や料理を味わうのが楽しみ」「日本語に興味がある。新しい友達をつくりたい」などと語った。

 大迫高側は行事や部活動、同町の地理を紹介したほか、弓道部が道具の名称や基本となる「射法八節」などを説明。学芸部神楽班による「三番叟」も披露され、訪問団が日本の文化に親しんだ。

 弓道部の大泉楓部長(2年)は「海外のアーチェリーと違い、弓道は当てるのが難しく作られているが老若男女問わず楽しめる。海外から日本に来る人は多いので、今後も外国人と触れ合う機会があれば弓道の魅力を伝えたい」と話していた。

 20日は市総合文化財センターや早池峰と賢治の展示館、21日は宮沢賢治童話村や市博物館などを見学する予定。24日に同市を離れ、25日に帰国する。

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