momotto独自コンテンツ キラリ輝くあの人にインタビュー!
岩手日日電子新聞momotto独自のロングインタビュー企画「momottalk(モモットーク)」。今回は、一関市花泉町で文筆活動を続け、9月1日、小説「天下にきらら 幕末少女伝」(文芸社)を出版した吉田真童さん(40)に、創作の背景や作品への思いなどを聞きました。【上下2回連載、デジタル編集部・菅原祥】
―― 作家としての本格デビュー作、出版おめでとうございます。2話収録で続編もありそうですが、ネタばれしない程度に内容を紹介していただけますか?
吉田 幕末の新宿を舞台にした時代小説です。主人公は数えで16歳の少女「きらら」。出会いや別れ、さまざまな経験を重ねながら(新選組結成のきっかけとなった)「浪士組」を従えるリーダーへと成長していきます。文庫本サイズだと完結まで4冊分ぐらいになるイメージで、未発表分も含め、全編を通じたテーマは「生きる」こと、そして「友情」です。
―― なぜ時代小説というジャンルを選んだのですか?
吉田 ストーリーよりも先に主人公のキャラクターが・・・【続きを読む】
―― 岩手日日でのインタビューは5年ぶりになります。改めてプロフィールをお聞かせください。
吉田 3歳の頃、千葉から一関に移り住み、山目小・中学校、一関一高で学びました。日大を中退して仙台市の建築士事務所に勤めたのですが、脚本家になる夢を諦め切れず、地元に戻って文筆活動を始めました。とにかくテレビドラマが大好きなんですよ。
―― 2010年の第35回創作テレビドラマ大賞を受賞した「夜明けのララバイ」が12年3月にNHKで全国放送。反響も大きかったのでは?
吉田 受賞まで約10年かかりましたが、大賞には自分で・・・【続きを読む】