一関・平泉

いわにちリビングun特集:秋のレジャーガイド2018◆一関・平泉

中尊寺

 奥州藤原氏の初代・清衡が、浄土世界の精神的な中核として造営を進めた寺院。12世紀の阿弥陀堂建築の最高傑作とされる金色堂をはじめ、3000点以上の国宝・重要文化財を今に伝える平安美術の宝庫でもある。今年は金色堂の昭和の大修理から50年。7年に及んだ解体修理のプロジェクトを紹介する「国宝金色堂大修理の記録展」を11月18日まで開催している。

住 平泉町平泉字衣関202
問 0191・46・2211
時 8時30分~17時(11月4日~2月末日は16時30分まで)
料 (金色堂・讃衡蔵・経蔵・旧覆堂)大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円

毛越寺

 奥州藤原氏の2代基衡から3代秀衡の時代に大規模な造営が行われた寺院。中央に広大な大泉が池を配した庭園は浄土を表現した空間で、国の特別史跡と特別名勝の二重の指定を受けている。本堂落慶を記念して始まった30回目の「萩まつり」を9月30日まで開催中。

住 平泉町平泉字大沢58
問 0191・46・2331
時 8時30分~17時(11月5日~3月4日は16時30分まで)
料 大人500円、高校生300円、小・中学生100円

達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)

 坂上田村麿公が801年、蝦夷征伐を記念して京都・清水寺の舞台造りを模して毘沙門堂を建立したのが始まり。北限の磨崖仏といわれる「岩面大仏」もある。

住 平泉町平泉字北澤16
問 0191・46・4931
時 8時~17時(冬季は16時30分まで)
料 大人300円、中学生・高校生100円

猊鼻渓(げいびけい)

 砂鉄川の浸食によって形成された渓谷で、日本百景の一つ。高さ50メートルを超す絶壁が約2キロにわたって続き、船頭が竿一本で操る手漕ぎ舟に乗って往復の舟下りが楽しめる。秋は紅葉が美しく、冬にはこたつ舟が運行される。

住 一関市東山町長坂字町467(げいび観光センター)
問 0191・47・2341
料 (舟下り)大人1600円、小学生860円、幼児200円

厳美渓(げんびけい)

 栗駒山から流れる磐井川が岩を浸食してつくった渓谷。奇岩、深淵、滝など変化に富んだ景観が約2キロにわたって続き、荒々しい岩肌とエメラルドグリーンの川面との対比が美しい。小石が川底の岩盤を丸く削り取った「おう穴」は国の天然記念物。

住 一関市厳美町字滝ノ上地内
問 0191・23・0066(一関市観光協会)

郭公屋 厳美渓名物、空飛ぶ団子で知られる「郭公だんご」。川を挟んだ対岸の店から、団子とお茶を入れた籠がワイヤロープを伝って運ばれてくる。
問 0191・29・2031(郭公屋)

サハラガラスパーク

 厳美渓そばに立ち、国内外のさまざまなガラス工芸品を展示・販売。店内には10万点を超えるガラス製品がずらりと並び、隣接する工房では宙吹きガラスの制作体験や見学もできる。

住 一関市厳美町字滝ノ上263-1
問 0191・29・2288
営 9時~18時(12~3月は17時まで)
休 12月27日~31日

栗駒山

 岩手・秋田・宮城の3県にまたがり、標高は1626メートル。峡谷や湖沼、湿原など変化に富んだ風景が楽しめ、秋は“ 燃えるような”と称される紅葉の美しさで知られる。各県から登山コースが通じており、岩手側からは須川高原温泉登山口から入山する片道約2時間の須川コースが定番。

問 0191・23・0066(一関市観光協会)

山王山温泉 瑞泉郷

 平泉文化ゆかりの山王山の麓から湧き出る「美人の湯」を、眼下の渓谷美を眺めながら楽しめる天然温泉の宿。前沢牛をお得に味わえるプランが人気。

住 一関市厳美町字下り松65-2
問 0191・39・2031
料 日帰り入浴=大人600円、子供500円(10時30分~15時、水曜休み)
 1泊2食付き8550円~

須川高原温泉

 栗駒山登山口にある秘湯の宿。泉質は強酸性で、毎分6000リットル湧出の豊富な湯を大露天風呂などで楽しめる。営業は例年4月下旬~10月下旬。

住 一関市厳美町祭畤山国有林内
問 0191・23・9337
料 日帰り入浴=大人600円、子供300円(大浴場9時~16時)
 1泊2食付き10950円~

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