花巻

今年産米検査始まる JA花巻 ひとめぼれ143袋1等

うるち米の検査に当たる農産物検査員=花巻市東宮野目の農業倉庫

 JAいわて花巻(本店花巻市野田、阿部勝昭代表理事組合長)管内のうち同市で25日、2018年産うるち米の検査が始まった。夏場の好天に恵まれ、品質は良好。同市東宮野目の検査で主力品種ひとめぼれ143袋(1袋30キロ)が1等に格付けされ、良好なスタートを切った。

 同JA宮野目農業倉庫では、関係者ら約40人が出席して安全祈願祭を行い、佐藤力夫常務理事が作業の安全を祈った。

 JA全農いわて米穀部の髙橋一樹次長が「県内の作況概況は『やや良』で登熟具合も良好だ。全国的に北日本は豊作基調なのでこのままの状態を維持したい」とあいさつ。佐藤常務理事は「検査が続くので作業に万全の態勢で臨み、事故のないように気を付けてほしい」と関係者を激励した。

 同倉庫では宮野目地区の農家2戸が持ち込んだ149袋を検査。袋から少量ずつ抜き取り、農産物検査員が整粒歩合や着色粒の有無などをチェックした。検査員によると、心配されたカメムシ被害や胴割れはほとんど見られず、夏場の高温による白粒などもなく良好な状態という。一部にもみの数が多めの袋が見られた。

 同JAでは集荷目標200万袋を掲げており、検査は北上市や西和賀町などの管内37カ所で11月上旬ごろまで続く見込み。収穫作業も今週末から本格化する見通しだ。

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