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地域自慢の食材PR 旬彩ごほうびフェア 北上・西和賀と金ケ崎の18店 きょうから提供

28日から3市町で展開される旬彩ごほうびフェア。地元産の旬な食材を使ったメニューが提供される(金ケ崎町の大松沢家)

 県南広域振興局は28日から10月4日まで、北上市と西和賀町、金ケ崎町の飲食店で「旬彩ごほうびフェア」を開催する。計18店舗が、地域の旬の農畜産物を使ったメニューを提供。秋のイベントや観光資源と合わせPRし、3市町への観光客誘客と地産地消を図る。

 同局は「3市町は観光客誘客の面で伸びしろがあり、食を通じて呼び込みたい」と企画。北上市11店、西和賀町4店、金ケ崎3店が参加する。

 各市町産の旬の野菜やコメをはじめ二子さといも、きたかみ牛、黒岩豚太くん(豚ヒレ肉)、湯田牛乳公社の牛乳やヨーグルト、金ケ崎ポークなど、地域自慢の食材を使ったメニューをとりそろえる。

 各店がランチやディナーで提供し、値段は1000~4000円。主に地元産フルーツやヨーグルト、ブルーベリーを使ったスイーツ(1000円未満)を出す店もある。

 このうち金ケ崎町西根の侍屋敷大松沢家では、金ケ崎産のナスやトマト、タマネギなど旬の野菜を採り入れた「北上ベーコンと産直野菜のラタトゥイユ ミニサラダバー付き」(ランチ税込1000円)を出す。高杉郁也代表(51)は「普段から県産食材を意識しているが、今回は特に北上、金ケ崎産にこだわった。地元で、これほどおいしいものが採れると新たな発見ができた」と語る。

 同局産業振興室の西山和寿観光商業・食産業課長は「3市町にはさまざまな食材があるが、あまり知られていない。これを機にお客さんの満足度を高め、地元の方々にも地域の食材を使った料理を味わってほしい」と勧める。

 同局は2019年1月にフェア第2弾を開催し、その後も継続的に開催したい意向。来年秋のラグビーワールドカップ釜石開催で北上市周辺の宿泊客にもアピールし、3市町での消費拡大とブランドイメージを確立させたい考えだ。問い合わせは同局食産業グループ=0197(22)2843=。

 今回の参加店舗は次の通り。

 ▽北上市=ホテルシティプラザ北上レストラン櫻花林、アリーブ北上店、イタリアンダイニングラ・タヴェルナ、ときよじせつONODERA,CAFE WILLOWS、steak&bistro小春日和、きくすい北上店、味噌家がんこ亭、せいぶ農産発焼肉DININGまるぎゅう、フルーツきやなぎ やおや果フェ、BOULE DE NEIGE

 ▽西和賀町=縄文の谷 Kitchen開、道の駅錦秋湖 れすとらん錦秋湖、湯夢プラザ 西和賀十割そばの店、結ハウス

 ▽金ケ崎町=侍屋敷大松沢家、和洋食道 Ecru、サバービア

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