奥州・金ケ崎

出来秋実感 作業に汗 佐倉河小で稲刈り体験【奥州】

出来秋を迎えて稲刈り作業を体験する佐倉河小の5年生

 奥州市の佐倉河小学校5年生44人は9月28日、同市水沢佐倉河の同校そばの体験田で稲刈り作業に汗を流しながら農作業に親しんだ。佐倉河地域農地・水・環境保全管理協定運営委員会(小野寺清会長)による作付けから収穫まで一連の農作業体験の一環で、10月17日には昔ながらの農具を使った脱穀作業が予定されている。

 千葉政三さん(75)が所有する広さ約3アールの実習田で、5年生が春に手作業でひとめぼれの苗を植え付けた。同日は、児童が鎌を使って黄金色に実った稲を1株1株丁寧に刈り取った。

 初めて稲刈りを体験した八木優希菜さん(10)は「思った以上に稲が硬かった。田んぼに残った株が不思議だったけど、稲刈りの跡だというのが分かった。お米は1粒1粒が大切で、これからは今まで以上にちゃんと食べたい」と張り切って作業に取り組んでいた。

 小野寺会長(83)は「子供たちには、大切な食べ物を苦労して作っている農業について少しでも分かってもらえれば」と話している。児童が刈った稲は天日干しした後、千歯こきや足踏み脱穀機で脱穀し、11月に予定している収穫祭でおにぎりなどで味わう計画。

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