奥州・金ケ崎

恩師の下に集い まき割り 茨城大研究室の仲間たち 親睦兼ね活動継続【金ケ崎】

恩師宅に集い、協力してまきを用意するメンバーと言葉を交わす田村さん(左から2人目)

 お世話になった先生のお手伝いがしたくて―。かつて茨城大理学部生物学科の研究室に在籍した人らが先日、金ケ崎町に暮らす恩師の下に集い、まき割りをしながら交流を図った。10年余り続く恒例の取り組み。正味2日間、協力して作業に当たり、一冬分のまきを用意した。

 通称「まき割り隊」が集うのは、茨城大名誉教授の田村浩志さん(80)=同町永沢鳥ノ海上=宅。田村さんは土壌動物学や動物生態学を専門とし、同大教授として多くの学生を指導。温かい人柄と面倒見の良さで慕われ、退職後も動植物調査を一緒に行うなど卒業生との付き合いが続いてきた。

 在職中に体調を崩し、自然豊かな土地での暮らしを求めて同町に移り住んだのが20年ほど前。厳しい冬を暖かく過ごすため、山の手入れを兼ねてまきストーブを導入し、当初は自力でまきを準備したが、作業の大変さを見かねた研究者仲間の石井清さん(69)=獨協医科大名誉教授=の呼び掛けで卒業生が集うようになったという。

momottoメモ

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