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県立図書館「啄木資料展」 16年以降収集 63点展示【岩手】

過去2年間に収集した啄木関連資料を紹介する第33回啄木資料展
啄木の青春時代などにスポットを当てたテーマ展「啄木ともりおか」
同時開催 テーマ展「啄木ともりおか」

 県立図書館が新たに収集した石川啄木関連資料を展示する「啄木資料展」は、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)内の同館で開催されている。併せて啄木の青春時代を中心に故郷や盛岡との関わり、作品への影響を紹介するテーマ展「啄木ともりおか」も開かれ、啄木の作品の魅力や人となりを伝えている。11月18日まで。

 同館では開館当初から郷土を代表する作家の啄木や宮沢賢治の資料を収集。資料展は新たに収集した図書や雑誌、視聴覚資料などを隔年で県民に公開する機会として開かれており、33回目を数える。

 今回は2016年8月から2年間で同館が収集した啄木関連資料63点を展示。啄木と秋田県鹿角市の縁を探った寄稿が掲載された地域文芸誌「芸文かづの」や、16年に生誕130周年を記念して開催した北海道の函館市文学館の特別企画展「函館に守り遺(のこ)されてきた啄木日記」の図録、国際啄木学会の研究年報など多彩な資料が集まった。

 テーマ展では同館が所蔵、または寄託された資料65点を通じて啄木の生涯をたどっている。特にも青春時代から渋民代用教員時代をピックアップして啄木のエピソードや作品、ゆかりの人を取り上げ、盛岡との関わりを紹介している。

 盛岡中学(現盛岡一高)時代の啄木の級友船越金五郎が遺した日記からは教員とのあつれきからストライキに参加するなど多感な学生生活を送った様子がうかがえる。4歳年上の先輩で啄木の文学活動を刺激した金田一京助が著した啄木の伝記風回想録や、啄木の処女詩集「あこがれ」の初版本、盛岡に戻った啄木が編集人を務め地元の文学仲間だけでなく中央の文壇で活躍する与謝野鉄幹、小山内薫ら著名人が寄稿した文芸雑誌「小天地」なども展示されている。

 同館企画広報課の安倍和恵課長は「26年という短い生涯の半分を盛岡で過ごした啄木。どういう生き方をしたのか知ってもらう機会になれば」と話す。

 開館時間は午前9時~午後8時。今月の休館日は27、31日。28、29日には映画会「石川啄木~負けん気強がり~」、11月3日には啄木の短歌を用いた「啄木かるた」によるかるた大会もある。

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