秋の植物や木の実観察 大堤幼稚園 キッズ自然教室【北上】
北上市相去町の大堤幼稚園(照井孝司園長、園児119人)のキッズ自然教室は16、17の両日、北上総合運動公園で開かれ、園児が秋の植物や木の実などを拾い集め、自然と触れ合った。
教室は自然の大切さを学んでもらおうと、年間を通じて開いている。17日の教室には年長児18人が参加し、「いわて森の達人」の菊池宏平さん(78)の案内で園内を散策した。
園児は大きな松ぼっくりや鮮やかな色の落ち葉、珍しい木の実などを見つけると「すごいの見つけた」「こっちにもたくさんあるよ」などと大はしゃぎ。気に入った物は菊池さんや職員に見せ、持ち寄った容器に大切にしまっていた。
今年は同公園周辺のナラが不作で、目当てにしていたドングリはほとんど見つからなかったが、園児は赤い実がなるガマズミや黄色い花のブタナなどさまざまな植物を菊池さんと一緒に観察して楽しんだ。
岩下悠乃ちゃん(6)は「松ぼっくりをたくさん拾った。かわいいピンク色の実を見つけたのでお母さんにプレゼントしたい」と笑顔を見せた。