花巻
こだわり食材アピール 都内商談会で生産者 産地ツアーも開催へ【花巻】
２０１８年度「花巻食のマッチング交流会」の一環として花巻市は11日、東京都内で商談会を開いた。市内の生産者ら８事業者がバイヤーに農畜産物を使用した料理を提供し、食の魅力やこだわりをＰＲ。市は関連行事としてバイヤーを迎えての産地ツアーを今月下旬から11月上旬にかけて同市で開催する計画を立てており、こだわりの食材をアピールし、首都圏での販売・流通につなげたい考えだ。
都内で開かれた商談会には、９月に花巻市内で行われた生産者とアドバイザーとの事前打ち合わせを踏まえ、特産品のリンゴやブランド豚肉、有機野菜などを生産する８事業者・農業者が参加。「岩手県食のプロフェッショナルチームアドバイザー」の渡部淳さんが経営する世田谷区の飲食店で行われた。
首都圏の飲食店、小売店、卸売業者ら16人が参加し、生産者の紹介と料理の提供、歓談などで、各生産者が花巻の食の魅力や生産のこだわりをＰＲした。
交流会全般の助言や商談の仲介役などを務めた渡部さんは「生産者の多くはこだわりを持った農畜産物を少量ながら取引している。商談会を通じて今後も長い付き合いができるような関係を構築してほしい」と話した。
交流会は同市内の生産者のＰＲ、生産物の販路拡大を目的に、首都圏の食関連事業者との商談会をメインに実施。生産者と首都圏事業者とのマッチングを目的に２０１７年度から開催している。
市農政課では、商談会がバイヤーに好評だったことから今後開催する予定の現地ツアーで生産現場の確認などで商談に結び付けたい意向だ。
