奥州・金ケ崎

法被姿で早駕籠レース 胆沢 仙北街道の歴史しのぶ【奥州】

白熱の早駕籠競技も行われた仙北街道駕籠道中大会

 第23回仙北街道駕籠(かご)道中大会(愛宕地域振興会主催)は21日、奥州市胆沢若柳の胆沢愛宕小学校グラウンドなどで開かれた。お殿様やお姫様に扮(ふん)した仮装大名行列が練り歩いたほか、集落を挙げた早駕籠競技では愛宕の里チームが優勝した。

 大会は、1000年以上前に岩手と秋田を結ぶ直路として開削された仙北街道の歴史をしのび、後世に伝えようと毎年開催。より多くの人に見てもらおうと今回、仮装大名行列は国道397号を通るコースで実施した。

 ちょんまげにわらじ、法被姿の担ぎ手が子供たちを駕籠に乗せて胆沢愛宕地区センターを出発。旧街道から国道を経由し、同校に至る約600メートルをにぎやかに練り歩き、沿道に詰め掛けた住民や行楽客を楽しませた。

 早駕籠競技には、名前に「○○の里」が付けられた各チーム(オープン参加を含む)が出場。途中に設けられた関所では、お茶をストローで飲むなどのミッションをクリアしながら、必死になってゴールを目指した。

 同振興会の安倍一夫会長(64)は「天気も良く最高の日になった。大会を通じて地域の活性化と交流を図っていきたい」と話していた。

 早駕籠競技、優勝以外の結果は次の通り。

 ▽一般の部②鹿合の里③萱刈窪の里

 ▽オープンの部①飛勇凛の里②東成瀬の里

momottoメモ

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