友情深める交流に 奥州市 国際姉妹都市 オーストリアから訪問団
奥州市と国際姉妹都市のオーストリアのロイテ市とブライテンヴァング市の公式訪問団が26日、奥州市役所を訪れ、小沢昌記市長をはじめ市職員らの歓迎を受けた。公式訪問団の一行9人は、寺院などを見学するほか、江刺産業まつりに参加するなどして住民らと交流を深める。
公式訪問団は25日夜に奥州市入り。26日は市役所を訪れた一行を市職員が拍手で出迎えた。
小沢市長は「市内を見学していただき、奥州市の良さを少しでも感じてもらえれば幸せに思う。この2日間は特別なプログラムを用意しており、心から楽しんでほしい。友情が末永く続くことを心から願う」と歓迎した。
ロイテ市のミヒャエル・シュテスカル副市長は「奥州市の文化や生活様式などをできるだけ多く体験したい。この2日間で友情を深めたい」、ブライテンヴァング市のハンスペーター・ヴァグナー市長は「相互の公式訪問で青少年交流が続いていることは光栄に思う。この2日間を有効に過ごしたい」とそれぞれ期待を込めた。
ロイテ市とブライテンヴァング市は、1991年に旧江刺市と姉妹都市を締結。公式訪問団が訪れるのは2005年以来13年ぶりで、奥州市誕生後は初めて。青少年交換交流事業は1995年から行われており、今年は7月にロイテ市とブライテンヴァング市から高校生と大学生の男女6人が奥州市を訪れて日本文化に親しんだ。8月には奥州市から高校生の男女6人が派遣され、ホストファミリーとの交流を深めた。
公式訪問団の一行は、27日に江刺産業まつりに参加し、餅まきを行うほか、黒石寺と正法寺を参拝。28日に奥州市を離れ、東京都内で観光を楽しんだ後、30日に帰路に就く。