一関・平泉

色づく木々 光まとう 中尊寺・紅葉銀河【平泉】

中尊寺境内で始まった「紅葉銀河」。ライトアップされた参道沿いの木々が夕暮れに浮かび上がった

 平泉町の中尊寺(山田俊和貫首)で26日夕、境内の木々や諸堂に照明を当てて浮かび上がらせる「紅葉銀河」が始まった。2017年に初めて行い好評だったことから、今回は光デザイナーの意見を採り入れ照明機材も充実。色づき始めた紅葉に一層の彩りを添えている。点灯時間は午後4~6時。11月11日まで。

 本堂から金色堂に通じる参道沿いでは、午後4時と同時に周辺の木々や諸堂を一斉にライトアップ。金色堂の覆堂は鮮やかな赤い照明で照らし出され、奥州市から訪れた男性(52)は「昼とは違った雰囲気で幻想的。見頃を迎えたら家族とまた訪れたい」と語った。

 期間中は照明の点灯時間に合わせて金色堂や宝物館「讃衡(さんこう)蔵」、経蔵の拝観時間を土日に限り午後6時まで延長。最終日の来月11日午後5時からは、ライトアップされた経蔵で僧侶が経文や真言に旋律抑揚を付けて唱える声明(しょうみょう)を響かせる「経蔵法楽~声明の夕べ『諸天讃』~」が営まれる(入場には通常拝観料が必要)。

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