赤や黄色の“裾模様”満喫 万寿山で自然観察会【花巻】
花巻市の環境学習講座「万寿山の自然観察会」は26日、台温泉周辺で開かれた。市民22人が受講し、ハイキングコースを散策しながら赤や黄色の“裾模様”を楽しんだ。
万寿山は、春にはオオミスミソウやヒメシャガ、イワウチワなどが咲く愛好者に人気の山で、秋も見どころが多い。ハイキングコースは平塚・花巻交流の森まで続き、今回は山頂を通過しない西側のルートを途中で引き返す2時間ほどの行程となった。
市環境マイスターの望月達也さんが案内し、紅葉したカエデの木々をはじめ、真っ赤なツルリンドウの実、ウダイカンバの黄色い落ち葉などを紹介した。コース途中の送電鉄塔がある高地は、視界が開けて万寿山が見える休憩ポイント。一息ついた後、秋の彩りを再確認しながら台温泉へ戻った。
望月さんの提案で、受講者は講座の感想を川柳でまとめた。「万寿山 隣の山から 紅葉狩り」「久しぶり 里山空気 おいしいな」などが披露された。ハイキングコースの紅葉は、11月上旬まで楽しめるという。
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