奥州・金ケ崎

一層の躍進期す 金ケ崎高 創立70周年記念式典 生徒ら決意新た

創立70周年記念式典で一層の躍進を胸に誓い、校歌を歌う金ケ崎高の生徒

 県立金ケ崎高校(石川克紀校長、生徒253人)の創立70周年記念式典は27日、金ケ崎町西根の同校第1体育館で行われた。生徒・教職員や来賓ら約350人が出席。多数の人材を輩出してきた町内唯一である高校の節目を喜び合うとともに、生徒らは発展と躍進への決意を新たにした。

 石川校長は式辞で「節目に当たり職員一同、志を一つにして一層の躍進を目指す」と語る一方、生徒に「ここに居ることに大きな誇りを持ってほしい。努力の継続から得られるものは将来の大きな宝になる。激しい変化の時代を乗り切り、主体的に生きていくには自分自身を鍛え続けるしかない」とさらなる研鑚(けんさん)を呼び掛けた。

 記念事業実行委員会の千葉政幸委員長は「ますますの発展を祈念する」とあいさつ。同校活動に尽力した歴代校長5人、歴代PTA会長5人に実行委から感謝状と記念品を贈り、功績をたたえたほか、来賓の髙橋由一町長が祝辞を述べた。

 鈴木萌生徒会長(2年)は「真理・前進・友愛の三つの柱を実践し、先輩方が残してくれた高い壁を超えてみせるとの覚悟を強くしている。母校の歴史を築いた先輩方、先生方、温かく見守り続けた地域の方々の思いに応えられるよう努力していくことを誓う」と決意を語り、全校生徒が心を一つにした校歌の斉唱で、新たな校史を刻む意気を示していた。

 式典後は、同校卒業生で作家の平谷美樹氏(同町在住)による記念講演を開催。同町永栄のみどりの郷に会場を移し、祝賀会も行われた。

 同校は水沢高校定時制課程金ケ崎分校として、当時の南方小学校校舎の一部を借りて1948年4月に開校。全日制への移行を経て、68年に独立校の金ケ崎高校となった。文武両面で生徒たちが活躍し、卒業生は8000人を超える。

 感謝状受賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽歴代校長=川村正道、吉田元、齋藤敏博、佐伯幸雄、齋藤成一▽歴代PTA会長=佐藤明、内田和良、高橋清治、今野優、及川克美

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