ワインと一関食材 おいしいコラボ “地産外商”で魅力発信
一関市と東京都港区赤坂のレストラン「CROSS TOKYO」主催の「世界のワインと一関食材のマリアージュイベント」が、昨年に引き続き同レストランで開催された。今年も「世界のワイン×岩手一関の美味しい」をテーマに、南部一郎かぼちゃや菜種油、メダカ米、牛サーロインなどを使った12種類の料理を提供。訪れた食通ら約100人が世界のワインと一緒に良質な一関食材を味わった。イベント開催を踏まえ、同レストランでは今月中、一関食材の料理を提供する。

マリアージュイベントは、同市の農産物を首都圏などに売り込む“地産外商”の一環として都内で開催している「うまいもん!まるごといちのせきの日」をきっかけに昨年10月に初めて実現。今年は同レストラングランシェフ増山明弘さん、ワイン料理研究家大橋みちこさんプロデュースの「グルマン×ワインノムリエの宴」の18回目として10月25日夜に開かれた。
提供した料理には、サツマイモやカリフラワー、ゴボウといった野菜をはじめ、菜種油やえごまマスタード、奈良漬け、みそなどの加工品を豊富に使用。立食形式で来場者に振る舞われた。
東京都の会社員小黒美幸さん(46)は「野菜、肉がとてもおいしく、バランスがいい。岩手にも会社の営業所があるので、一関にも寄ってみたい」と満足。
福岡県の会社役員山田浩一さん(59)は「一関市は名前程度しか知らなかったが、イベントに参加して身近に感じることができた。応援していきたい」と話していた。
市農林部では、同レストランの発信力に期待しており、今後もイベントを通じて一関産の優良食材をPRしていく。