一関・平泉

浄土庭園青く染め 観自在王院跡 糖尿病予防ライトアップ【平泉】

浄土庭園を青い照明で照らし糖尿病予防を呼び掛けている「観自在王院跡ブルーライトアップ2018」

 国連が定める「世界糖尿病デー」(14日)を前に、平泉町の観自在王院跡で9日夕、浄土庭園を青い照明で照らして糖尿病予防を呼び掛ける「観自在王院跡ブルーライトアップ2018」が始まった。時間は午後5~8時で10日まで。

 ブルーライトアップは、主要施設や建造物を世界糖尿病デーのシンボルマークであるブルーサークルにちなみ青い照明で照らす啓発活動。9日は点灯開始と同時に舞鶴が池の中島にある樹木が発光ダイオード(LED)照明の青い光に浮かび上がり、小雨に煙る中幻想的な世界を演出した。

 同町で2013年から実施している平泉ブルーライトアップ実行委員会の引地勲委員長は「岩手県の糖尿病患者の割合は全国で6番目に多く、検診を受けない、受けてもそのまま放置する、さらには治療を中断するなどの問題が多い。重症化予防のため、少しでも糖尿病について理解を深めてほしい」と語る。

 世界糖尿病デーは、世界保健機関(WHO)などが制定し、06年に国連が公式に認定。ブルーライトアップは世界各国で行われ、県内では11~17日の期間中、盛岡市の開運橋や岩手公園(盛岡城跡公園)の石垣などが青く照らされる。

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