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岩手競馬 再びレース中止へ 17~19日水沢開催 原因究明を優先

17日からの開催が取りやめとなった水沢競馬場

 岩手競馬の競走馬から4頭目の禁止薬物が検出された問題を受け、県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は13日、全レースを中止した10~12日に続き、17~19日の水沢競馬場の全33レースも中止すると発表した。3頭から禁止薬物が検出された水沢競馬場の高橋純厩(きゅう)舎を除き、在厩馬を対象にした抽出検査の結果が判明していない段階で、再開の判断は適当でないとしている。中止した6日間について、出走手当約5800万円を支払う方針を明らかにした。

 同組合の内宮明俊副管理者らが盛岡競馬場で報道陣の取材に応じた。

 同組合によると、中止した6日間を含めた収入減は1億6000万円となる見込み。今回中止を決めた3日間の損害額については、16日に開かれる県競馬組合議会定例会で説明するとしている。6日間のレース中止による収支への影響は避けらない状況だが、同組合では岩手競馬の存続条件である「単年度収支均衡」は維持できるとしている。

 今回の抽出検査については、抑止効果が低下する恐れがあるとして詳細を明らかにしていないものの、結果は16日に判明する見通しだ。

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