花巻

口腔健康の大切さ理解 歯科保健大会【花巻】

コンクール表彰などが行われた市歯科保健大会

 第17回花巻市歯科保健大会(市、市教委、市歯科医師会主催)は10日、同市若葉町の市文化会館で開かれた。よい歯の各種コンクールや歯・口の健康図画・ポスター、標語の入賞者、80歳以上で自分の歯が20本以上あるお年寄りを表彰。歯磨き指導や歯科健診なども併せて実施され、来場した市民が歯と口の健康を保つための意識を高めた。

 「花巻発イー歯トーブ8020-健康づくりはお口から」をテーマに毎年開催。開会あいさつで上田東一市長は「歯と口腔(こうくう)の衛生状況が体全体に影響を与えることが分かってきており、一人ひとりが衛生状況を向上させることが重要と考え、歯科保健の充実のため協力していきたい」と語った。畠山良彦市歯科医師会長は「食事を楽しむ豊かな人生が送られるよう今後も8020運動を展開していく」と述べた。

 表彰は「よい歯のおじいちゃん子・おばあちゃん子」、「親と子のよい歯」両コンクール被表彰者の各1組、歯と口の健康に関する図画・ポスターと健康啓発標語の入賞者39人、成人歯科健診と歯周病予防検診の被表彰者5人にそれぞれ賞状と記念品を贈呈した。

 8020運動の模範者をたたえる「イー歯トーブ8020おじいちゃん、おばあちゃんコンクール」は該当者500人(前回458人)で毎年増加傾向にあり、出席者178人が呼名され、92歳で28本の歯を保つ梅原七郎さん(湯口地区)が代表して表彰状を受け取った。

 市歯科医師会が「歯科口腔健康法の基本理念を基に、市民のライフステージに応じた、生涯を通じた口腔の健康づくりを推進する」と大会宣言。閉会後の特別講演では、大道芸人の田久朋寛さん(京都府)がバルーンアートやボール5個のジャグリングなど見応えのある大道芸を披露して来場者を楽しませた。

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