北上・西和賀

シャキシャキの食感 口内町産のごしょ芋使用 ギョーザを発売【北上】

口内町産ごしょ芋を原料に使ったギョーザ

 北上市口内町のNPO法人くちない(菅野豊志理事長)は11月に、今秋収穫した地元産「ごしょ芋」(キクイモ)を原料にしたギョーザを製造し、発売した。人気商品とあって既に問い合わせが寄せられており、同法人は「ヘルシーなギョーザをぜひ味わってほしい」とPRしている。

 ごしょ芋は北米原産のキク科の植物。多糖類の一種で血糖値の上昇を抑える働きがあるとされるイヌリンという物質が含まれ、健康面で注目されている。地域で特産化に取り組む中、同法人が原料を生産するくちないごしょ芋生産者の会(昆野先男会長)と連携し毎年商品化している。

 同町の豊かな自然で栽培されたごしょ芋をふんだんに使用したギョーザは2011年に販売開始。矢巾町の業者に製造を委託し、今回は30キロのごしょ芋を原料に約400パック製造した。

 ギョーザは、ひき肉や野菜などといった具材に、シャキシャキとした食感が生きるごしょ芋を加えた一品。同法人は「水溶性の食物繊維を豊富に含んでおり、ゴボウに似た香ばしさは野菜や豚肉のジューシーさを邪魔せずギョーザの具として秀逸。体に良い成分も含まれており、子供から大人までおいしく味わえる」とアピールする。

 同法人が同町で運営する店舗「店っこくちない」と産直施設「あぐり夢くちない」で冷凍品を販売している。1パック12個入りで、価格は税込み380円。

 16~18年のここ3年間は、年間当たりごしょ芋90キロを原料に約1100~1200パック製造しており、販売数は安定している。

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