蜜入り、甘くておいしい 花巻空港 「ユーミンのりんご」収穫
県空港ターミナルビル(菅原伸夫代表取締役社長)の「はなっぴーとユーミンのりんご収穫祭」は16日、花巻市のいわて花巻空港で催された。園児たちがシンガー・ソングライター松任谷由実さんゆかりの「ユーミンのりんごの樹(き)」から実をもぎ取り、同空港イメージキャラクター「はなっぴー」と交流。航空機やヘリコプターの見学も行われ、子供たちが秋の空港で楽しいひとときを過ごした。
花巻ささま幼稚園(小綿順子園長、園児85人)の年長児20人が参加。同ビル前多目的広場に集合し、2010年に植樹された2本の木から、ふじとシナノゴールドの実を収穫した。
同日は朝方やや冷え込んだものの、収穫祭が開かれた午前中は穏やかな秋晴れ。はなっぴーと一緒に木の前に立った園児たちは温かな日差しを浴びながら、一人1個ずつ笑顔でもぎ取っていた。
収穫後はビル内にテーブルが用意され、全員で試食。根子恭弥ちゃん(5)は「蜜が入っていて、おいしかった。はなっぴーがかわいかった」などと喜んでいた。
「ユーミンのりんごの樹」は、同空港イメージソングが松任谷さんの楽曲「緑の町に舞い降りて」であることなどを縁に植樹された。同社では園児を招いた収穫祭を毎年秋に催している。