「いいシーズンだった」 メジャー1年目を総括 エンゼルス大谷が会見
米大リーグで今季のア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平選手(24)=花巻東高出=が22日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、「充実していた。終わってみればいいシーズンだった。ただ、(右肘痛で)離脱もしたので満足はしていない」とメジャー1年目を総括した。
大谷は21日に帰国。紺色のスーツ姿で会見に臨み、時折笑顔を交えて対応。シーズン終了後に右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受けた経緯について「メスを入れない方がいい、とも思ったが、自分のパフォーマンスを出すためには必要」と説明した。
実戦復帰は「いつごろとは特定できない。1~2週間単位で(リハビリのプログラムに)取り組んでおり、次のステップに進めるようにやっていく」と語った。来季は打者で復帰し、二刀流復活は2020年になる見通し。
20年東京五輪については、自身だけの問題ではないとしながら、「日本開催なので、出場してみたい、と思うのが普通」と述べた。
大谷は昨年オフ、ポスティングシステムを利用して日本ハムからエンゼルスへ移籍。投手で4勝を挙げ、打者では2割8分5厘、22本塁打、61打点をマーク。米国でも往年の名選手ベーブ・ルース以来となる二刀流が高く評価され、新人王に選ばれた。【時事】
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◆飛躍も満足せず さらなる高み目指す
「来年は最後まで戦力に」 一問一答