県内外

県中学校総合文化祭開幕 芸術活動の集大成 盛岡 舞台発表や作品展示

県中学校総合文化祭舞台部門で構成詩と合唱でふるさとへの思いを表現した江刺南中の生徒

 第17回県中学校総合文化祭(県中学校文化連盟主催、県教委、県市町村教委協議会共催)は22日、盛岡市の県民会館で開幕した。生徒の文化芸術活動の集大成として初日は総勢2000人余りが参加して合唱や郷土芸能などの舞台発表が行われた。26日までの期間中は優れた文芸、美術工芸、技術・家庭、科学研究、書道、新聞などの作品を展示している。

 中学生の文化の祭典として2002年に始まり、今年で17回目。「想(おも)いよ届け!心に響け!~みんなの想いつながる心~」をスローガンに、舞台部門には各部門の代表などとして2人、14校が出演、展示部門には県内各地区から2623点の作品が集まった。

 19年にラグビーワールドカップが行われる釜石鵜住居復興スタジアムのこけら落としで披露された釜石東中全校生徒によるダンスパフォーマンス「Rising Sun」で開会。同連盟会長で下橋中の小野寺昭彦校長は「ここに集結した本県の中学生の文化の華を皆さんの力でさらに輝かせ、ここで得られた文化の華を各地に持ち帰り、新たに育てる機会にしてほしい」と呼び掛け、3年後に本県で開催される全国中学校総合文化祭の弾みになることを期待した。

 舞台部門では2人、14校が発表。このうち江刺南中は、全校生徒63人が地元の伝統芸能である鹿踊(ししおどり)を含め構成詩と合唱でふるさとへの思いを表現した。

 審査の結果、郷土芸能の「青笹しし踊り」を発表した遠野東中が19年に富山県で開催される全国中文祭に出演することが決まった。

 展示部門は26日まで同館で開催。県外からの招待作品なども展示している。時間は午前9時30分~午後4時(最終日は正午)。

▲26日まで県民会館で行われている展示部門

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