各分野の秀作ずらり 岩手芸術祭 巡回美術展【奥州】
第71回岩手芸術祭の巡回美術展は、奥州市水沢佐倉河の市文化会館(Zホール)展示室で開かれている。同祭で入賞した工芸や書道、彫刻などの秀作が並び、来場者のため息を誘っている。25日まで。
県民の優れた芸術文化活動の成果発表と鑑賞機会を提供し、本県芸術文化の創造と発展に寄与するため、県と県文化振興事業団、県芸術文化協会などが主催。巡回展は一戸町を皮切りに、2019年1月の宮古市まで県内各地で開催される。
奥州市での開催は県南地方唯一。日本画と洋画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザイン、現代美術、水墨画の各部門で、芸術祭賞、優秀賞、奨励賞、部門賞に選ばれた作品を展示している。
彫刻で芸術祭賞に輝いた八重樫篤さん(一関市)の「spring‐2018」は、選評で「見えない部分を含めて努力の跡が感じられる。独特の造形感覚による個性的な表現である」とセンスを高く評価された。
展示時間は午前9時~午後5時。入場無料。