北上・西和賀

予想できない焼き色の魅力 三上さん陶芸展 25日まで【北上】

ギャラリーボイスで開かれている三上さんの陶芸展

 北上市立花の陶芸作家三上勝道さん(74)の陶芸展は、同市九年橋のギャラリーボイスで開かれている。独特の焼き色や質感が特徴の焼き締めの魅力を伝えている。25日まで。

 三上さんは2012年に自宅にまき窯「香花窯」を開設。手掛けるのは上薬なしで1200度以上の高温で焼き上げる焼き締めが中心。年2回の焼成では、陶芸教室の生徒と4日間交代でまきをくべて制作している。

 同ギャラリーでの展示は初めてで、茶わんやぐい飲み、カップ、花生け、すり鉢など新作を含む100点以上を出展。

 焼成中に灰をかぶることで一部がガラス化し、変化に富んだ焼き味になるといい、自然に生まれた赤褐色の斑紋や雫模様の花器、大皿に小皿を伏せて乗せて焼いたぼた餅模様の飾り皿など味わい深い作品が並ぶ。

 三上さんは「焼き上がるまで出来上がりの表情が予想できないのが焼き締めの面白さ。今度は生徒の作品も一緒に展示したい」と話していた。

 入場無料。時間は午前10時~午後6時(最終日4時)。

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