自転車で自然体感 サイクルイベント 新城選手と交流【北上】
自転車レースの最高峰ツール・ド・フランスに7回出場しているプロロードレーサーの新城幸也選手を迎えてのサイクリングイベント(スポーツリンク北上主催)が27日、北上市内で開かれた。参加者が新城選手の監修したコース「きたかみ新城ロード100」を自転車で共に巡り、北上の自然を体感した。
新城選手はバーレーン・メリダ所属のプロロードバイクレーサーで、2017年度に同市の地域資源を活用したサイクリングコースを監修した。同コースを新城さんとイベントで走行するのは初めてで、本県をはじめ、宮城県、関東圏からロードバイク経験のある13人が集まった。
一行はホテルシティプラザ北上を発着点に、同コースの一部約30キロを新城選手の案内で走行。日中は暖かな日差しが降り注ぎ、極楽寺や親水公園お滝さんなどを回って紅葉を楽しんだほか、市街地が眺望できる国指定史跡樺山歴史の広場で記念撮影をするなどゆったりとしたひとときを過ごした。
サイクル歴約1年の湯浅創一郎さん(仙台市)は「北上に新城さん監修のコースがあると知り、いつか走りたいと思っていた。景色がとてもきれいで、新城さんともたくさん話ができて良かった」と充実した表情を見せた。
新城選手は「天気が良くて最高の日。自転車を通じていろんな人と交流することができた」と笑顔。「日本ならではの寺社仏閣がコースに組み込まれるなど海外の人にも楽しんでもらえると思う。多くの方に足を運んでもらい、自分らしい楽しみ方を見つけてほしい」と期待を寄せた。同日夜は新城選手によるトークショーやウエルカムパーティーも開催された。
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