往時思う懐かしの音 レコードジャケット展 来月8、9日【花巻】
アナログサウンドの響きで往時を振り返る「レコードジャケット展&懐かしの音を聴く会」は、12月8、9の両日に花巻市石鳥谷町の酒蔵交流館で開かれる。会場に再生機器をそろえ、それぞれが持ち込んだ音源を皆で楽しむイベント。今回は鑑賞だけでなく参加者演奏の「酒蔵フォークジャンボリー」も企画されており、レコード世代の音楽ファンにはうれしい2日間になりそうだ。
旧石鳥谷町商工会青年部OBでつくるまちづくり団体・石鳥谷CATが主催し、同町新堀の高橋健一さん(64)が代表を務める「昔おやじが聴いた音」実行委員会が主管する催し。会場に洋邦のレコード約700枚を備えリクエストを受け付けるほか、参加者の持参盤再生にも応じる。
レコードを持っていても(プレーヤーがないなどの理由で)聴けないという声を発端に、音を通じた地域活性化につなげようと2017年に初開催されたイベント。多くの反響があったため今回は会場展示盤数を増やし、2年続けて開かれることになった。
今年の呼び物は、イベント最終日(9日)午後2時から行われるフォークジャンボリー。フォークだけでなくロック、ジャズ、シャンソンなどジャンルは問わず、高橋代表や同実行委スタッフの中村萬敬さん(64)ら有志が演奏を予定する。全バンド終了後に1960年代などに歌われた「ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我等に)」を歌い、当時に思いをはせるという。
高橋代表は「酒蔵フォークジャンボリーは皆で歌おう、自分たちで去年とは違うことをしよう、と企画した。昔を思い出し一緒に楽しくやりましょう」と催しをPR。中村さんは「みんな一生懸命頑張り、挫折感も味わってきた。そんな過去の思い出を振り返りながら、ジャンルを問わず音楽仲間を見つけられたら」と話す。
両日とも午前11時からで、初日は午後5時、最終日は同4時終了。入場無料。問い合わせは高橋代表=090(2361)1434=まで。