北上・西和賀

フルーティーな香り どぶろく「ユキノチカラ」 きょうから発売【西和賀】

どぶろく「ユキノチカラ」
西和賀町産のどぶろく「ユキノチカラ」が製造されている工房。1日から今季の販売が始まる

 西和賀町の第三セクター西和賀産業公社(代表取締役社長・細井洋行町長)は、冬ならではのどぶろく「ユキノチカラ」を今年も1日から発売する。地場の水とコメで仕込み、甘口で飲みやすい人気の味。出荷シーズンを迎え、同町左草の工房にフルーティーな酒の香りが漂っている。

 同町は2006年にどぶろく特区に認定され、16年から同社がどぶろくを商品化。地域資源を生かした特産品の開発・販売を進めるデザインプロジェクトの地域ブランド「ユキノチカラ」と同名を冠し、看板商品として発売された。

 3年目の今年は、11月6日に仕込みがスタート。雪解け水を豊富に含んだ水とコメ、清酒用の菌などを使い、複数の作業が並行して行われている。

 持ち味の口当たりの良さを実現するには、温度や発酵の管理が肝要。作業を一手に担う同社生産加工課の米澤清人さん(61)がもろみの温度やアルコール度数のきめ細かいチェックを重ねている。

 昨季は町内を中心に販売されお土産としても人気があり、約2000本を完売した。今冬も同数程度を順次出荷し、19年3月ごろまでの製造・販売を見込む。米澤さんは「今年もおいしく仕上がり、甘さから特に女性の人気を頂いている」と魅力をアピールしている。

 アルコール度数は9~10度で、500ミリで1200円(税込み)。問い合わせは同社=0197(82)2211=へ。

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