JR一ノ関駅 イルミネーション点灯 礼拝堂にきらめく愛
一関市のJR一ノ関駅西口で3日、恒例のイルミネーションの点灯が始まった。例年よりも暖かい師走に、きらびやかな光が通勤通学の乗降客や観光客を楽しませている。
初日は点灯式が行われ、一ノ関駅前イルミネーション実行委員会の江刺邦昌会長が「12月だが暖かい日が続く中、今年も点灯式を迎えることができてうれしく思う。イルミネーションをきっかけにますます駅前が脚光を浴びるようになってほしい」とあいさつ。関係者がスイッチを押すと、約3万球の発光ダイオード(LED)が一斉にきらめいて広場を照らした。盛岡市出身のバイオリニスト絵美夏さんによるミニコンサートも行われ、点灯式に花を添えた。
イルミネーションの点灯は、一ノ関駅前19区商店会や同駅、岩手労働基準協会一関支部、市、一関商工会議所、市観光協会、一関商議所青年部で構成する実行委が主催。デザインは同青年部が担当し、高さ約8メートルの礼拝堂に見立てたイルミネーションの周囲は、ハトの羽ばたきとイルカのジャンプをLEDの点滅で表現。「LOVE」の文字と共にカップルシートも設置され、撮影した写真をインターネット交流サイト(SNS)で発信することも促している。
以前は12月から正月ごろまでの点灯となっていたが、「より多くの観光客や乗降客に、より長くイルミネーションを楽しんでほしい」という思いから前年と同様に2019年3月末まで点灯される。点灯時間は午後5時~翌日午前0時。
問い合わせは同商議所内の実行委事務局=0191(23)3434=へ。