花巻

東北唯一U18 花巻東高ソフト部 大越選手 18日から代表キャンプ

ソフトボールU18日本代表に選ばれた大越選手

 花巻東高校ソフトボール部の大越玲那選手(3年)は、来夏の第13回世界女子ジュニアソフトボール選手権大会に出場するU18(18歳以下)日本代表に選ばれた。東北から唯一のメンバー入り。18日から沖縄県で行われるウインターキャンプに参加する予定で、「高いレベルでプレーできることにわくわくする。守備の動きや連係を高め、声を掛け合ってチーム一丸で戦いたい」と意気込んでいる。

 大越選手は昨年度も同代表に選ばれ、今春フィリピンで開かれたアジア女子ジュニア選手権では満塁弾を含む2本塁打の活躍で優勝に貢献。日本はこの結果により、2019年8月11日から米国カリフォルニア州で開かれる世界ジュニア大会の出場権を獲得した。

 日の丸を付けた経験を「最初は不安が大きかったが、自分のレベルや足りないところが分かった。プレー以外の先輩たちの行動を見て、気配りや目配りの大切さなども感じた」と振り返り、捕手としては「先輩キャッチャーは積極的に投手陣とコミュニケーションを取り、配球を工夫していた。自分も見習いたい」など多くを吸収した。

 今回の選出については「今度は自分たちが一番上の世代。前回選ばれたメンバーは他にもいる。一緒にリーダーシップを取って引っ張っていく」と意欲を新たに。卒業後は実業団でプレーする予定で、選手17人の中には刺激し合う存在もいる。現在は打席での勝負強さを追求して走り込みやウエートトレーニングを積んでおり、「良いインパクトを生む瞬発力を鍛えたい」と意識している。

 15年世界ジュニア選手権で日本代表を率いた同校の有住隆監督は「打者としても捕手としても、入学後に大きく成長した選手。アジア大会での活躍もだが、ミート力とパンチ力を併せ持った打撃や真面目な人間性、さまざまな環境への対応力なども評価されたと思う」と分析。「代表入りで得る経験は大きい。失敗を恐れず、自分を信じて思い切ってプレーしてほしい」と激励する。

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