奥州・金ケ崎

復興の祈り 凧に乗せ 三ケ尻地区 地場産品も堪能【金ケ崎】

三ケ尻地区民らが集い、たこ揚げなどを楽しんだ「凧上げ大会&B級グルメ大会」

 三ケ尻地域活性化委員会(菊地敏弘委員長)による「天まで届け復興の祈り 第8回凧(たこ)上げ大会&B級グルメ大会」は9日、金ケ崎町の三ケ尻地区生涯教育センターで開かれた。地区の子供から高齢者までが集い、たこ揚げや地場農産物を使ったメニューを味わいながら触れ合いの輪を広げた。

 地区民をはじめ、同町の友好交流都市・宮城県大衡村や青森、秋田、宮城各県のたこの愛好者団体から合わせて約200人が参加。初参加となる地元の皆白行山流三ケ尻鹿踊(ししおどり)の演舞でオープニングを飾り、開会行事では菊地委員長が「至る所で災害が発生している。災害からの早い復興を願うとともに、地域の子供たちに古里を愛する心と地域の絆を実感してほしい。皆さんのたこが天高く揚がることを期待している」とあいさつした。

 地元の幼児、児童生徒には主催者側で市販品のたこを事前に配布したほか、三ケ尻小6年生は大衡村関係者の指導を受けた手作りのたこで参加。雪がうっすらと積もったグラウンドでは、参加者それぞれがたこを青空へと飛ばし、愛好者団体による大だこや連だこなども揚がると地区民から歓声が上がった。

 三ケ尻小1年の小野寺愛椅さん(7)は父親の佑也さん(34)と参加し、なかなかたこが揚がらずに苦戦したが「楽しかった」と笑顔。佑也さんは「初めて参加したが、外でみんなで顔を合わせて、(行事を)やることはいいこと」と語った。

 たこ揚げ後は、地元産の野菜や新米で作ったおにぎりと豚汁が振る舞われ、参加者が仲良く味わい、交流を深めていた。

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