花巻

最優秀賞「里芋の頭と大豆の甘煮」 “おいも”テーマに料理コン【花巻】

料理、スイーツ両部門に6点の応募があった「おらほのごっつぉコンテスト」

 花巻市大迫地域の料理コンテスト「おらほのごっつぉコンテスト」の審査会が9日、同市大迫町の大迫交流活性化センターで開かれた。「おいも」をテーマに郷土愛あふれるアイデアメニュー6点の応募があり、料理部門は佐々木利子さん(67)=同町内川目=の「里芋の頭と大豆の甘煮」、スイーツ部門は亀ケ森農業女子の「いももち ピザ風」が最優秀賞に選ばれた。

 大迫地域に在住、通勤する個人、グループを対象に▽イモ類を使用する▽大迫産の農畜産物が半分以上使用されている▽6人分で材料費3000円以内―などの条件で募集。大迫で作付けされている黒米と長芋を組み合わせた「紅白寿司」や「さつまいも抹茶蒸パン」など料理、スイーツの両部門に3品ずつの応募があった。

 同日は試食が用意され、出品者ら約30人が参加。市食生活改善推進員協議会の伊藤成子会長を審査委員長に各コミュニティの代表らがおいしさや楽しさ、独創性など総合的に評価し、両部門の最優秀賞1点、優秀賞1点、優良賞1点を選んだ。

 「里芋の頭と大豆の甘煮」は、大豆とサトイモの頭に片栗粉をまぶして揚げ、素揚げしたちりめんじゃこと共にしょうゆや砂糖、みりんのたれに絡めた。佐藤さんは「捨てられていたサトイモの頭をおいしく食べられるように工夫した。じゃこを多めに入れると味や食感が良くなる。子供や孫にも評判が良かった」と喜んでいた。

 同コンテストは大迫地区コミュニティ振興会と内川目、外川目、亀ケ森の各地区コミュニティ会議が主催。地産地消や食の安心・安全、伝統・特産品への理解、地域交流などを狙いに昨年に続き開催された。

momottoメモ

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