奥州・金ケ崎
メダリストが実技指導 奥州 元競泳日本代表の星さん 田原小児童、再会に感謝
元競泳日本代表でロンドン、リオデジャネイロ両五輪２００メートルバタフライで銅メダルを獲得した星奈津美さん（28）による講演と実技指導が13日、奥州市江刺のえさしクリーンパークで行われ、田原小学校児童がフォームなどの基礎技術とともに競泳への取り組み姿勢を学んだ。
星さんは、県教委のオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業（教育地域拠点）で訪れた。２０１７年度にも同校で講演し、「前向き」「感謝」「チーム」の三つの言葉を贈った。18年度は同校側が実技指導を要請した。
同日は３～６年生26人が対象。小石孝紀校長と６年の早川光君（11）が「児童は三つの言葉を胸に頑張ってきた。再会を楽しみにしていた」などとあいさつ。星さんは再会した児童が成長し続けていることに感激し、予定より早く実技に移った。
実技ではクロールを中心に、背伸び姿勢、バタ足、息継ぎ、腕のストロークなどの基礎を指導。「背伸び姿勢を正しくすることが基本。耳を両腕で挟むようにしてあごは引く」などと話して実演すると、児童から「すごい」と歓声が上がった。
古山凜さん（12）は「メダリストに教えてもらうなんてなかなか経験できない。細かい動きを見せてくれて分かりやすかった」と感謝。星さんは「前回教えたことを日々意識して目標に向かって頑張ってくれていると聞き、講師としてやりがいを感じた」と感想を話していた。
