一関・平泉

3Dプリンターでケロ平 学生が製作 町に寄贈【平泉】

3Dプリンターで製作した「ケロ平」の人形を青木町長に披露する村松さん(右)

 奥州市の県立産業技術短期大学校水沢校の学生が卒業研究で3次元(3D)プリンターを使い製作した世界遺産平泉PRキャラクター「ケロ平(ひら)」の人形が19日、平泉町に寄贈された。

 人形を製作したのは同校生産技術科2年の村松郁弥さん(20)。「3Dプリンターの改良による地域貢献」をテーマとした卒業研究の一環で、同日は改良を加えて精度を上げたプリンターで製作した大小合わせて55個を携え、指導に当たった同校の赤堀拓也主査講師らと町役場を訪れた。

 寄贈されたケロ平は、扇を手にした高さ約12センチの台座付きが5個、両手を挙げた高さ約7センチの人形が50個で、どちらも樹脂製。このうち小さい人形は両手にペンや鉛筆を載せることもでき、村松さんは「腕の部分が細く、強度の面などから立体化するのが難しかった」と語った。

 机上にずらりと並ぶケロ平に青木幸保町長は「これだけの数を寄贈いただき感激している。ケロ平にあやかり町が元気になるような活用策を検討したい」と感謝した。

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