一関・平泉

輝く橋名板 誇り 揮毫の平泉小児童ら 新桜岡橋に取り付け

完成した新桜岡橋の上で青木町長と一緒に橋名板を手にする(右から)岩渕さん、西米君、鈴木さん

 平泉町が町道祇園線改良工事の一環で太田川に建設を進めてきた新桜岡橋が完成し20日、現地で小学生が揮毫(きごう)した橋名板の取り付け式が行われた。

 新桜岡橋は同線改良工事で整備する二つの橋のうちの一つで、現橋(桜岡橋)の上流側約100メートル地点で2016年度に着工。橋長35・5メートル、幅員12・0メートルあり、総事業費約3億3000万円で今月完成した。

 町では橋の完成に合わせて橋名板の揮毫を平泉小学校に依頼し、同校では5、6年生から希望者を募集。依頼のあった3枚のうち「さくらおかはし」を岩渕結衣さん(6年)、「一級河川太田川」を西米琉汰君(同)、「平成30年12月完成」を鈴木杏さん(5年)がそれぞれ担当した。

 完成したての橋の上で行われた式では、青木幸保町長が「素晴らしい橋名板を書いてもらい感謝する。新しい橋から平泉の新しい歴史が始まることに期待したい」とあいさつ。「桜岡橋」を揮毫した青木町長を含む4人がそれぞれ自分の橋名板を橋の欄干に取り付け、3人の児童には記念品としてミニチュアサイズの橋名板が贈られた。

 金色に輝く自身の文字に岩渕さんは「うまく書けた文字を使ってもらい良かった」、西米君は「一生残るものでうれしい」、鈴木さんは「こういう機会があったら、また書いてみたい」とそれぞれ満足そうに語った。

 町道祇園線は、毛越寺南側を通る主要地方道平泉厳美渓線を起点に町中心部を西回りに迂回(うかい)し、県道三日町瀬原線(旧国道4号)へ抜ける総延長1・57キロ。東北道平泉スマートインターチェンジ(IC)の接続道路として改良工事が進められ、21年3月の全線使用開始を予定している。

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