花巻

こだわりメニューで「金色の風」PR 花巻温泉 あすから期間限定提供

金色の風アピールへ炊き方やおかずのメニューを検討する畠山調理長

 県のオリジナル水稲新品種「金色(こんじき)の風」を県内外の観光客に広く知ってもらおうと、花巻市湯口の花巻温泉(安藤昭代表取締役社長)は、25日から期間限定で佳松園の宿泊客に食事で同品種を提供する。調理スタッフがおかずも考案中で、「最高のおコメのおいしさを多くの方に知っていただけるよう尽くしたい」と力を込めている。

 県側の要請に対し、同温泉がPRに一役買おうと快く応じた。2017年の年末にもオリジナル品種「銀河のしずく」を宿泊客に提供する形でPRに協力している。同温泉によると、朝食と夕食の際に炊きたてを食べてもらう。提供する数量は400キロで、期間は19年1月上旬までの2週間程度を見込んでいる。

 「金色の風」は「ひとめぼれ」に比べて粘りが強くてやわらかく、冷めてもおいしく食べられるのが特徴という。同温泉では主に花巻市産「ひとめぼれ」を提供しており、佳松園の畠山勝弥調理長は「新しい品種のため、お客さまに提供するには水加減など炊き方に注意しないといけない」と指摘。「ごはんのおいしさをアピールできるようなオール花巻市産、県産の食材を使ったおいしいおかず、メニューを考えていきたい」と気を引き締める。古川明彦取締役購買部長は「金色の風は最高級のブランド米。お客さまに知っていただいて理解が深まるよう、最高級の施設で最高級のおもてなしとともに提供していく」と話した。

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