花巻

携帯トイレ売上金盗難 早池峰山避難小屋検討部会 管理体制見直し促す【花巻】

 早池峰山山頂避難小屋あり方検討部会(部会長・佐藤高久県自然保護課自然公園担当課長)は25日、盛岡市内で開かれ、同山河原の坊の早池峰総合休憩所で、今年8月から10月にかけて複数回にわたり携帯トイレの売上金が盗難被害に遭ったことが報告された。

 携帯トイレの販売や管理を行うボランティア団体「携帯トイレサポート早池峰」の菅沼賢治代表によると、8~10月にかけて1カ月に1回のペースで、同総合休憩所の携帯トイレ無人販売所で、売上金を入れる木製箱の鍵が壊され、計1万5000円が盗まれる事件があった。容疑者は既に逮捕されているという。

 このほか、委員からはボランティアで行っている携帯トイレの販売や管理について、従事者の高齢化などを理由に、行政に対して管理運営体制の見直しを求める声が上がった。

 県によると、18年度の携帯トイレの販売個数は、2387個(前年度2326個)で、所持率のアンケート結果では、所持率が75・2%(同71・1%)だった。

 来年度も通年で山頂避難小屋の一部のトイレを携帯トイレ専用として、関係者が協力して普及に取り組むことを確認した。

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