北上・西和賀

薄味で体に優しい味 口内町産ごしょ芋使用 コロッケを発売【北上】

口内町産ごしょ芋を原料に使ったコロッケ

 北上市口内町のNPO法人くちない(菅野豊志理事長)は、今秋に収穫した地元産ごしょ芋(キクイモ)を原料にしたコロッケを製造し、販売を始めた。同法人は「体に優しいコロッケをぜひ味わってほしい」とPRしている。

 ごしょ芋は北米原産のキク科の植物。多糖類の一種で血糖値の上昇を抑える働きがあるとされるイヌリンという物質が含まれ、健康面で注目されている。地域で特産化に取り組む中、同法人が原料を生産するくちないごしょ芋生産者の会(昆野先男会長)と連携し毎年商品化している。

▲口内町で今秋に収穫されたごしょ芋

 同町の豊かな自然で栽培された「ごしょ芋」をふんだんに使用したコロッケは11年に販売を開始。矢巾町の業者に製造を委託し、今回は100キロのごしょ芋を原料に大きさの違う1個50グラムと40グラムの2種を計約1万個製造した。

 コロッケは、さいの目に切ったごしょ芋を、削り節と本醸造しょうゆでシンプルに味付けした素材重視の一品。今年度も給食として市内小中学校で提供予定となっており、同法人は「肉類は使っておらず、薄味に仕上げている体に優しいコロッケをぜひ味わってほしい」とアピールする。

 同町にある同法人が運営する店舗「店っこくちない」と産直施設「あぐり夢くちない」で冷凍品を販売している。1袋(50グラム5個入り)の価格は税込み450円。

 問い合わせは同法人=0197(71)4700=へ。

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