怪岩、奇岩も雪化粧 猊鼻渓【一関】
27日午後から降り続いた雪の影響で、日本百景に数えられる一関市東山町の名勝・猊鼻(げいび)渓は28日、一面が雪景色となった。観光客はカメラや携帯電話で撮影するなどして、渓谷の墨絵のような光景を堪能した。
げいび観光センターが、毎年冬に運航しているこたつ舟には、県内外や台湾から訪れた観光客が乗船。鍋を味わいながら雪景色を楽しむ人もいた。折り返し地点の三好ケ丘付近では、雪に触れたり、雪玉を作ったりして遊ぶ家族連れの姿も見られた。
北海道旅行の途中で立ち寄ったという東京都足立区の会社員常住祐輝さん(27)は「岩や木々に降り積もった雪は趣があっていい。周りは静かだし、モノトーンの景色が何ともいえない」と見入っていた。
同センターは年末年始も休まず営業する。問い合わせは同センター=0191(47)2341=へ。