和賀町俳句会 夏油温泉花まつり俳句大会 優秀作品の句集発刊【北上】
北上市の和賀町俳句会(早川英信会長)は、同市で開催していた夏油温泉花まつり俳句大会の優秀作品を収録した句集「夏油の大自然を詠む」(第6集)を発刊した。2013~16年に開催した4年分の作品が掲載されており、豊かな夏油の自然などを詠んだ味わい深い作品が詰まっている。
句集は、1983年から開催されている同大会の10周年を記念して第1集を作製し、その後はおおむね5年ごとに発行。大会は16年まで34回開催したが17年以降休止しており、第6集は、第5集収録以降に開催された大会の作品を収めた。
第6集はA5判、58ページで、200部作製。第31~34回大会の当日句と事前募集する募集句の2部門で、団体賞や選者が選んだ特選作品が約200句掲載されている。新緑の夏油高原や山あいの秘湯、川のせせらぎなどに触れながら詠んだ夏油の魅力が詰まった感性あふれる句が心を引く。
髙橋是光副会長(81)は「さまざまな事情で大会を休止し再開も難しい状況にあるのは残念だが、夏油を詠んだ素晴らしい作品が詰まっている」と感慨深げに話す。
同会の会員は17人。和賀町内を中心に月1回のペースで活動しており、事前に作った俳句を批評し合っている。