花巻

来たれ、胃袋自慢 わんこそば全日本大会 “格闘日”は来月11日【花巻】

ポスターを手にわんこそば全日本大会をPRする多田さん

 そばを食べたわんの杯数を競う恒例の「わんこそば全日本大会」(運営委主催)は、2月11日に花巻市若葉町の市文化会館で開かれる。歴代最高記録は58回大会(2016年)の258杯。運営委は記録更新に挑む胃袋自慢を待っている。5日締め切り。

 「わんこそば」は、江戸時代に盛岡藩の殿様が上京の途中で花巻に立ち寄った際、出された少量のそばを気に入ってお代わりを重ねたことに由来するという。花巻名物のわんこそばを広めようと1957年から大会が開かれ、今回で61回を数える。

 相撲になぞらえて出場者は力士ならぬ「食士」と呼ばれ、毎回、全国から大食い、早食い自慢の男女が熱い戦いを繰り広げる。給仕が次々と移し入れるそばと食士の“格闘”を行司がにぎやかに仕切るのも見どころだ。

 今回は小学生の部(3人一組、定員10組)と団体の部(同、同40組)、個人の部(同30人)の3部門。小学生は1人3分、団体は1人5分の持ち時間で食べた合計の杯数を競う。個人の部は団体と同じ5分間。

 前回は60回記念の横綱対決(個人の部)で、4連覇中の記録保持者の男性が地方予選を勝ち抜いた食士と競った。ハイレベルの戦いを繰り広げた結果、男性が253杯で見事5連覇を達成した。

 麺の量はわんこそば10杯でかけそば約1杯分。258杯の記録を上回るには、1分間に52杯ほどを胃袋に詰めることが求められる。

 事務局を担当する花巻青年会議所の多田孝年さん(38)は「全国や台湾から多くの申し込みがあり、今回もレベルの高い戦いが期待される。われこそはという方はぜひ挑んでほしい」と話している。

 参加料は小学生の部が一組1500円、団体の部は同6000円、個人の部は2000円。応募多数の場合は抽選で出場者を決める。

 大会の詳しい内容、申し込み方法は同会議所の公式ホームページで確認できる。運営を支えるボランティアは今月末まで受け付ける。問い合わせは同会議所=0198(24)2025=へ。

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