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専北、県勢初勝利 全日本高校女子サッカー

 第27回全日本高校女子サッカー選手権大会は3日、神戸市のいぶきの森球技場などで1回戦が行われ、東北地域第3代表の専大北上(3年連続3度目出場)が1-1(PK4-2)で関西地域第3代表の神戸弘陵(兵庫)を破り、県勢として初勝利を飾った。

 専大北上は前半20分に先制を許したものの追加点を許さず後半35分、ドリブルで突破したFW太田未蘭選手(3年)のクロスにFW三井瑠奈選手(1年)が左足で合わせて土壇場で同点に追い付いた。

 試合はそのままPK戦にもつれ込み、先攻の専大北上はMF吉武きらら(3年)、太田、MF佐々木玲樺(2年)、MF高山桃(3年)の4選手がきっちり決め、GK稲村沙希選手(2年)も好セーブ。最後は相手が外して決着がついた。

 佐藤徳信監督は「先制されても焦ることなく、形はつくれていた。太田が思い切った突破をして、三井がうまく決めてくれた。DF陣も相手のロングボールに体を張って対応し、いい守備だった」と評価。

 初勝利については「本当にうれしい。中学校時代に全国大会に出ていない岩手の子たちでも、頑張って勝てることが証明できた」と喜びを語った。

 専大北上は4日午前10時30分から兵庫県美木市の美木総合防災公園陸上競技場で行われる2回戦で、初戦で前回女王を下した東北地域第1代表の常盤木学園(宮城)と対戦する。

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