奥州・金ケ崎

交流広場整備に協力を 和光地区自治会 3月まで応援募金展開【金ケ崎】

地域交流広場整備を目指し「あったかいわてプロジェクト-地域みまもり応援募金-」への協力を呼び掛ける倉田会長

 金ケ崎町の和光地区自治会(倉田和弘会長)は、県共同募金会の助成内定を受け、「あったかいわてプロジェクト-地域みまもり応援募金-」に1~3月の3カ月間取り組む。子供や高齢者、障害者らが共に集う場として、あずまやなどを設けた「地域交流広場」を同町西根和光地内に整備することを目指しており、目標達成に向けて幅広く協力を呼び掛ける。

 町社会福祉協議会などによると、同プロジェクトは、地域の生活課題解決に取り組んでいる団体が解決の必要性をアピールするとともに、寄付者が寄付先を選択して募金することにより団体の活動を応援する内容。同募金会の「2018年度の共同募金による19年度生活課題解決支援事業」で助成内定を受けた同会など県内2団体が期間中取り組み、寄せられた募金実績額を基に6月末に助成額を決定する。目標額に達しない場合、内定額を下回ることもある。

 同町西部の和光地区は戦後の入植により県内有数の酪農地帯を形成しているが、高齢者が増加しており、町中心部から12キロほど離れていることもあって外出や外部との交流機会も少なく、孤立化の傾向が見られる。一方で、小学生が27人と近隣地区と比べて比較的多い状況にあり、また、地区内には障害者の介護施設などが立地し、地区行事で交流機会を持っている。

 同自治会では地区住民の孤立防止や、子供たちと施設利用の障害者らとの交流を通じ、子供たちの福祉の心を育むことなどを狙い、県共同募金会に事業申請を行い、200万円の助成内定を得た。計画では和光地内の和光地区研修集会所の広場にあずまや、野外バーベキュー施設、簡易な遊具を設置し、イベントを展開するなど交流の場としていく。内定額通りの助成が得られれば、今年の盆時期前には整備したい考えだ。

 募金活動は募金箱設置による募金活動と、郵便局からの振り込みで受け付け、同自治会では町役場など30カ所程度に募金箱と振り込み用紙の付いたチラシを配置。今月5日には第1弾の取り組みとして、同集会所で実施する「水木だんご作り&福祉を考える会」の会場で募金活動を予定している。

 倉田会長(65)は「地域活性化とともに、子供たちが福祉の面で活躍できるような人になってほしいと願っている。皆さんの善意に期待したい」と語る。

 問い合わせは県共同募金会=019(637)8889=へ。

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