奥州・金ケ崎

地元食材で育む郷土愛 伊手振興会生涯学習部 ジャンボ恵方巻き作り【奥州】

冬休み料理教室で16メートルのジャンボ恵方巻きを完成させた児童ら参加者

 伊手振興会生涯学習部(菅野千秋部長)は初の冬休み料理教室を8日、奥州市江刺の伊手地区センターで開催した。地元の小中学生や地区民ら約50人が参加し、江刺産のコメや野菜などを用いた長さ16メートルのジャンボ恵方巻き作りを楽しんだ。同部では郷土愛を育てる取り組みとして、今後も継続したい考えだ。

 教室は地域に根差した子供たちの健全育成に向け、生まれ育った地域を思う気持ちの大切さに気付いてもらうとともに、食生活改善運動の実践やコメの消費拡大なども目的に同部が主催し、伊手地区食生活改善推進協議会が協賛。後援するJA江刺が食材として江刺産ひとめぼれ30キロとホウレンソウ1キロのほか、のりと酢を提供した。

 開会行事では菅野部長が「おいしい作り方を覚えて、節分には皆さんが各家庭でできるように勉強してほしい」と子供たちに呼び掛けた。

 伊手地区食改協のメンバーが、具の並べ方や巻き方など、恵方巻きの基本的な手順を説明。参加者は、のりの上にご飯を敷き、カンピョウ、卵焼き、ホウレンソウなど7種類の具を並べ、呼吸を合わせて一斉に巻き上げた。

 のり巻きづくりは初挑戦の浅沼理緒さん(8)=伊手小2年=、山内華澄さん(9)=同3年=、佐藤里美さん(11)=同5年=の3人は「巻くところが難しかった」などと声をそろえたが、見事に完成した恵方巻きに笑顔をのぞかせた。浅沼さんは「家でもやってみたいので、ここで作ることができて良かった」と語っていた。

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