一関・平泉

11業者 自慢の名品販売 仙台駅前で初開催 一関広くアピール

11業者が出展し初めて開催されている「一関のモノ・コト・ツーリズム展」
初日に行われた一関温泉郷協議会によるPR活動

 仙台圏からの観光客誘客を図ろうと、「一関のモノ・コト・ツーリズム展」(一関市主催)は11日、仙台市青葉区の仙台パルコ2内の東北スタンダードマーケット仙台パルコ2店で始まった。閑散期対策として初めて企画され、特に物産品を中心に販売しており、一関を広くアピールしている。

 同展は一関地方では観光客が減少する閑散期とされる冬の観光客増を図ることを狙いに、特に一関から日帰り圏内にある仙台をターゲットに、温泉や観光地、特産品をPRするため初めて企画。これまでも仙台で物産展を開催した経緯はあるが、今回は若者をターゲットにするため初めてJR仙台駅前で開催した。

 今回出展しているのは▽デクノボンズ(菜種油)▽小岩養蜂場(はちみつ藤・桜)▽ムカエあぐりらんど(干し芋)▽五区楽そば倶楽部(深入そば)▽八木澤商店(みそ、しょう油)▽蓬莱の郷(よもぎ茶、よもぎうどん)▽愛菜ファーム(ブルーベリージュース)▽京屋染物店(ハンカチ、ポーチ)▽丸三漆器(箸、スプーン)▽東山製紙(東山名刺)▽翁知屋(玉小箱)-の11業者で、それぞれ自慢の名品を販売。このうちムカエあぐりらんどはマロングラッセのような干し芋「黄金甘藷」、東山製紙は和紙で作った名刺やコースターなどを出品し、関心を集めている。

 さらに初日は一関温泉郷協議会によるPR活動も行われ、同協議会の佐藤奈保美事務局長と千葉敏則事務局次長らがチラシやノベルティグッズを配布して同温泉郷への呼び込みを図った。

 仙台市の20代女性は「実家が八戸なので一関は通ることが多く、猊鼻(げいび)渓や厳美渓は知っている。温泉があることは知らなかったので、ぜひ行ってみたい」と語っていた。

 一関市から委託を受けて同展の運営を担当する世界遺産平泉・一関DMOでは「閑散期対策として若い女性をターゲットに観光客の掘り起こしを目指す。まずは一関の物を買ってもらうことでファンになってもらい、次には一関に来てもらえるようにしたい」としている。

 同展は20日までの開催で、時間は午前10時~午後9時。

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