さくらホール舞台裏に“潜入” 親子ら、バックステージツアー 楽屋、照明室など見学【北上】
北上市文化交流センターさくらホールを運営する市文化創造は12日、「バックステージツアー 冬休みスペシャル」を同ホールで開いた。参加者が普段立ち入ることができない舞台裏を見学し、公演を支える裏方の仕事に理解を深めた。
冬休みに合わせたプログラムで、午前と午後の2回に分けて実施した。
午後の部には親子や一般約40人が参加。舞台スタッフの案内で館内の各部屋のほか、普段目にすることのない大ホールの楽屋や音響、照明室などを見学した。
大ホールでは座席の一部が地下に降下してオーケストラピットになる仕組みや、奈落から舞台に役者を上げる「セリ」の装置などを公開。ピンスポット操作の体験では、ライトの大きさを絞ったり、フィルターを入れて色とりどりの明かりを舞台に投影したりして楽しんだ。実際に設備がどう使われているかを知るため、後半には昭和歌謡バンド・しんまち~ずのライブを鑑賞。音響や照明、ミラーボールなど演出盛りだくさんのステージを満喫した。
徳田琉衣さん(飯豊小学校6年)は「これまでさくらホールに来たことはあったけど、舞台の裏側を見たのは初めてでいろいろ知ることができた。ピンスポットの操作が一番面白かった」と関心を深めた様子だった。