一関・平泉

今年は総じて豊作 毛越寺作様 台風など災害懸念【平泉】

木箱から振り出した竹棒に記された数字で農作物の作柄を占う藤里貫主(中央)

 平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)で15日、2019年の農作物の豊凶や気候を占う「作様(さくだめし)」が行われた。一山の僧侶11人が同寺境内の常行堂で1年分の般若心経を唱え占ったところ、雨風による災害が心配されるものの、総じて豊作になるとの結果が出た。

 作様は、常行堂に祭られ作物の神として信仰されてきた摩多羅神(またらじん)の祭礼(14~20日)の一環で豊作祈願の行事。一から十までの漢数字が記された竹棒を入れた木箱を使って行われ、木箱を振って引き出した棒に記された数字が大きいほど農作物の出来は良くなるが、気候は大雨や、台風などの強風になるとされる。

 結果は、農作物のうち稲はわせが七分、なかてが六分、おくてが七分といずれも豊作。このほか大麦は九分、大豆は八分と大豊作で、小豆とタバコが七分の豊作、小麦は六分のやや豊作となった。一方、蚕は春と夏が五分、秋が四分と平年並みからやや悪いと出た。

 気候は雨が八分、風は九分といずれも強く、台風などによる自然災害が心配されるという。

 作様の結果に藤里貫主は「ここ数年は低い数字が続き不作が心配されたが、今年は高い数字で豊作が期待される。一方では雨と風が強いという数字も出ているので、場所によっては昨年の西日本のような大きな災害も心配される」と総評。「普段通りに作付けすることで豊作になると思うので、雨風による災いをできるだけ小さくするよう摩多羅神の祭礼の結願(けちがん)となる20日まで拝んでいく」と語った。

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