北上・西和賀

節電の重要性実感 環境未来塾 親子が実験、工作【北上】

親子でエネルギーの大切さを学んだ環境未来塾

 エネルギーをテーマとした科学工作教室「きたかみこども環境未来塾」(北上市主催)は14日、市生涯学習センターで開かれた。親子で科学実験や工作を楽しみ、環境を守る大切さを学んだ。

 環境教育の一環で2018年度は7月に1度開いたが、人気のため再度開講。午前、午後の部に市内の小学生と父母の30組余りが参加した。

 岩手大理工学部の高木浩一教授が講師を務め、同学部の学生と黒沢尻工業高校電気科の3年生がアシスタントを担った。

 子供たちは電球を点灯させようと手回し発電機のハンドルを力いっぱい回し、発電の大変さを実感。ペットボトルや専用キットを使い親子でソーラーランタンを作り上げ、室内を暗くするとほのかな明かりがともされた。

 実験ではマイナス190度の液体チッソに風船を入れると一気にしぼんだが空気に触れると元に戻り、子供たちは目を輝かせて見入っていた。

 高木教授は「エネルギーがなくなると動かなくなり、あれば動く。ちょっとした工夫でエネルギーを節約できる」と語り、エネルギーを大切にする重要性を説いた。

 小山恵汰君(黒沢尻東小5年)は「ソーラーで光るとは思わなかった。エネルギーをつくるのは大変だと思った」と勉強になったよう。内記朱雀君(黒沢尻北小1年)は「作るのは難しかったけど光ってよかった。電気を大事に使いたい」と充実した表情を見せた。

momottoメモ

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